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※本記事は、ES作成における生成AIの丸写し提出や、企業の選考ルール違反を推奨するものではありません。企業によっては生成AIの利用を禁止・制限している場合があります。応募前に各社の募集要項・ES提出ルールを必ず確認してください。なお、本文中のプロンプト例は「そのまま提出できる文章を作るため」ではなく、自分の経験を整理し、面接で説明できる内容にするための補助テンプレートです。
「ES、もう限界…」そう感じているなら読んでほしい
こんな悩みを抱えていないだろうか。
- 提出期限が重なって、ESを書く時間が足りない
- 志望動機を何社分も量産しなければならない
- ChatGPTでESを書いていいのか、ルールがわからない
- 周りがAIを使っていると聞いて、焦りを感じている
こうした状況に置かれている就活生は、いまとても多い。
27卒は本選考・追加エントリー、28卒は夏インターンのES準備が本格化する時期です。
27卒・28卒の選考では、就活AI・ChatGPT活用が急速に広がっている。
一方で、企業によってはES作成時のAI利用に制限を設けている場合もある。
そのため重要なのは、「AIで楽に通過する方法」を探すことではなく、企業のルールを確認したうえで、自分の経験を整理・言語化する補助としてAIを使うことだ。
この記事では、ES作成にAIを使う際の注意点、採用担当者の見方、バレやすいパターン、そして安全な活用法まで実践的に解説する。
AIでESを作っていいのか?【結論】
結論:AIをES作成の補助ツールとして使うのは、有効かつ現実的だ。
ただし、前提がある。
| 使い方 | 判定 |
|---|---|
| AIに「壁打ち」や「構成整理」をさせる | ✅ OK |
| AIに「添削・ブラッシュアップ」をさせる | ✅ OK |
| AIに「構成案・表現候補」を出させ、自分の経験で書き直す | ✅ OK |
| AIが生成した文章をそのままコピペして提出 | ❌ 危険 |
AIは優秀な「編集アシスタント」だ。
しかし、あなたの経験を語れるのはあなただけ。
AIが出力した文章はどこか無機質で、個性が抜け落ちる。それが選考の場で致命傷になる。
AI ESは「素材」ではなく「道具」として使う——これが最大のポイントだ。
AIをES作成だけでなく、企業選びや企業研究にも活用したい場合は、関連記事「AIで就活はどこまでできる?自分に合う企業を見つけるための使い方【27卒・28卒版】」も参考になります。
企業・採用担当者はどう見ているか
「ChatGPT ESを使ったとき、採用担当者はどう思うのか」——就活生が最も気にする点だろう。
現時点では、AI利用に関するルールは企業によって対応が分かれている。
一部の企業や官公庁では「AI生成コンテンツの使用禁止」や注意事項を明記しているケースもある一方で、明確なルールを設けていない企業も多い。
そのため、AIを使う前提であっても、まずは各社のES提出要項を確認することが重要だ。
採用担当者が見ているのは「AIを使ったかどうか」ではなく、「あなたという人間が伝わるかどうか」だ。
最新調査から見る「AI ES」の実態
AIでESを作成する動きは、すでに一部の学生だけのものではありません。
株式会社SHIFT AIの調査では、就職活動で生成AIを利用した経験がある学生280名のうち、AIの具体的な利用用途として「ES・履歴書の作成」が55.4%で最多でした。
また、AI生成物の提出に対して73.6%が「バレる不安」を感じているとされ、その対応として38.6%が自分の言葉にリライトして提出しているとされています。
さらに、志望企業が生成AIの使用禁止を明言していた場合でも、64.6%が「一部活用」または「フル活用」を続けると回答しています。
これらの調査から見えてくるのは、AI利用そのものが珍しい行動ではなくなっているということです。
だからこそ重要なのは、「AIを使うかどうか」ではなく、AIを使ったうえで、どれだけ自分の経験・数字・言葉に戻せるかです。
AIが生成した文章をそのまま提出するのではなく、自分の体験をもとに、自分の言葉に書き換える。
これが、AI時代のES作成で最も大切なポイントです。
AI利用がバレるケース
ES AIの使い方を誤るとバレてしまうパターンがある。代表的なものを押さえておこう。
① 文章が「優等生すぎる」
ChatGPT ESの出力は文法的に完璧で、構成も整っている。
その反面、「らしさ」がない。
20代前半の学生が書くには流暢すぎる文章は、ベテランの採用担当者には違和感として映る。
② 経験の具体性がない
「チームをまとめ、課題を解決しました」——これはAIが好んで生成する曖昧な表現だ。
「何人のチームで」「どんな課題が」「どんな施策を打って」「結果どうなったか」という具体性が薄いと、AIが作った可能性を疑われる。
③ 面接で深掘りされると答えられない
最終的に最もリスクが高いのがここだ。
ESに書いた内容を面接で「もっと詳しく教えてください」と聞かれたとき、自分の言葉で話せなければ一発でわかる。
丸投げコピペESは、面接で詰められる地雷になる。
④「AI禁止」企業に提出してしまった
ルールを破ったことが後でわかれば、選考取り消しや内定取り消しのリスクもある。
企業のES要項は必ず確認すること。
AIの正しい使い方【5ステップ】
ES作成AIをどう使えばいいか。重要なのは、AIに「完成文」を作らせることではなく、自分の経験を整理し、伝わりやすい構成にすることです。
Step 1:自分の経験を箇条書きで洗い出す
AIに頼る前に、「自分がどんな経験をしたか」「何に困ったか」「どう考えて動いたか」をメモ帳に書き出そう。
この素材がなければ、AIはそれらしい一般論しか出せません。
Step 2:AIに質問役になってもらう
いきなり文章を書かせるのではなく、「この経験について、採用担当者が知りたい観点で質問してください」と依頼します。
AIは文章作成よりも、抜け漏れを見つける壁打ち相手として使う方が安全です。
Step 3:構成案を出してもらう
素材がそろったら、AIに自己PRやガクチカの構成案を出してもらいます。
この時点でも、提出文として使うのではなく、「どの順番で伝えるとわかりやすいか」を確認するために使います。
Step 4:自分の言葉・エピソード・感情で書く
AIの出力を土台にして、具体的なエピソード、当時の気持ち、固有名詞、数字、実際に言ったこと・考えたことを書き込みます。
ここを飛ばすと、AIっぽいESになりやすくなります。
Step 5:最後にAIでチェックする
完成文をAIに渡して、「抽象表現がないか」「面接で深掘りされたら答えられるか」を確認します。
仕上げは必ず自分の目で行い、声に出して読んで違和感がないか確認しましょう。
ChatGPTで自己PRの素材を整理する方法【プロンプト例つき】
ここで紹介するプロンプトは、そのまま提出する自己PRを作るためのものではありません。
目的は、あなた自身の経験を深掘りし、ESに使える材料を整理することです。
AIでESが不自然になる最大の原因は、文章力ではなく「素材不足」です。
まずはAIに、完成文ではなく質問や構成案を出してもらいましょう。
STEP①:経験を深掘りするプロンプト
まずは、AIに「質問役」になってもらいます。
以下は例なので、必ず自分の経験に置き換えて使ってください。
就活の自己PRに使うエピソードを整理したいです。
まだES本文は作らず、まず私の経験を深掘りする質問をしてください。
【経験の概要】
ここに自分の経験を書く
例:飲食店アルバイト、部活動、ゼミ、長期インターン、研究活動など
【現時点で覚えていること】
・何に取り組んだか:
・困ったこと:
・自分がした行動:
・周囲との関わり:
・結果:
・そこから学んだこと:
以下の観点から、私に10個質問してください。
・なぜその行動をしたのか
・どんな課題があったのか
・自分なりに工夫した点
・周囲をどう巻き込んだか
・数字や具体例で説明できる成果
・失敗や反省
・その経験から学んだこと
このプロンプトの目的は、AIに文章を書かせることではありません。
自分でも忘れていた具体的な行動・感情・数字を引き出すことです。
STEP②:自己PRの構成案を作るプロンプト
質問に答えて素材がそろったら、次に「本文」ではなく、まず構成案を出してもらいます。
以下の素材をもとに、ES用自己PRの構成案を作ってください。
まだ完成文にはしないでください。
【経験の概要】
ここに経験を書く
【課題】
ここに課題を書く
【自分の行動】
ここに自分が実際にした行動を書く
【結果】
ここに結果を書く
【学び】
ここに学びを書く
条件:
・300字のESにするとしたら、どの順番で書くべきか整理する
・抽象的な強みではなく、行動から伝わる強みを言語化する
・「リーダーシップ」「コミュニケーション力」などの一般語に逃げない
・面接で深掘りされそうなポイントも示す
ここで確認すべきなのは、「きれいな文章」ではなく、自分の行動と学びが伝わる構成になっているかです。
STEP③:自分で書いた文章をチェックするプロンプト
構成案をもとに、最終的な文章は自分で書きます。
その後、AIにチェック役になってもらいます。
以下の自己PR文について、採用担当者の視点でチェックしてください。
ただし、文章を丸ごと書き直すのではなく、改善点だけを指摘してください。
確認してほしいこと:
1. AIが書いたように見える抽象表現はないか
2. 誰にでも当てはまる表現になっていないか
3. 数字・固有名詞・具体的な行動が不足していないか
4. 面接で深掘りされたときに答えにくい箇所はないか
5. 私自身の経験として自然に聞こえるか
出力してほしい内容:
・削るべき表現
・具体化すべき表現
・面接で聞かれそうな質問
・自分の言葉に直すべき箇所
【自己PR文】
ここに自分で書いた自己PR文を貼る
このチェックを入れることで、AIっぽいESになるリスクは下がります。
ただし、最終的に提出する文章は、自分で読んで「自分の口で説明できる」と思える内容にしてください。
ChatGPTでガクチカを整理する方法【プロンプト例つき】
ガクチカは、AIに丸投げすると最も不自然になりやすい項目です。
なぜなら、ガクチカでは「あなたが実際に何を考え、どう動いたか」が問われるからです。
AIが作ったきれいな文章よりも、多少不器用でも具体的な経験がある文章の方が評価されます。
STEP①:STAR法で素材を整理するプロンプト
まずは本文を書かせるのではなく、STAR法で経験を分解します。
以下の経験を、就活ESのガクチカに使えるように整理したいです。
まだ完成文は作らず、STAR法に沿って素材を整理してください。
【経験の概要】
ここに自分の経験を書く
【現時点で覚えていること】
・取り組んだ期間:
・関わった人数:
・自分の役割:
・困ったこと:
・自分がした行動:
・結果:
・学び:
以下に分けて整理してください。
・Situation:どんな状況だったか
・Task:何が課題だったか
・Action:自分が何をしたか
・Result:結果どうなったか
そのうえで、不足している情報があれば質問してください。
STAR法で整理すると、話の流れが見えやすくなります。
同時に、「自分が何をしたのか」が薄い場合もわかります。
STEP②:ガクチカの構成案を作るプロンプト
素材が整理できたら、AIに完成文ではなく構成案を作らせます。
以下の整理内容をもとに、400字のガクチカを書くための構成案を作ってください。
まだ完成文にはしないでください。
【整理内容】
ここにSTAR法で整理した内容を貼る
条件:
・読み手に伝わりやすい順番に並べる
・「頑張りました」「努力しました」だけで終わらせない
・自分が考えたこと、工夫したことを中心にする
・結果だけでなく、学びも入れる
・面接で深掘りされそうな箇所を示す
AIに任せるのは、文章の整理までです。
「なぜその行動をしたのか」「その経験で何を感じたのか」は、必ず自分で補いましょう。
STEP③:面接で詰まないか確認するプロンプト
最後に、自分で書いたガクチカを面接目線で確認します。
以下のガクチカを読んで、面接官が深掘りしそうな質問を10個出してください。
文章の丸ごと書き直しは不要です。
特に以下の観点で質問してください。
・なぜその行動をしたのか
・他に選択肢はなかったのか
・周囲をどう巻き込んだのか
・失敗や反省は何か
・その経験を入社後にどう活かすのか
そのうえで、
・回答できなさそうな箇所
・具体性が不足している箇所
・自分の言葉に直した方がよい箇所
を指摘してください。
【ガクチカ本文】
ここに自分で書いたガクチカを貼る
この工程を入れると、ESだけでなく面接対策にもつながります。
AIで整えた文章が本当に自分の言葉になっているかどうかは、面接質問に答えられるかで判断できます。
AI利用時の7つの注意点
- 企業のES要項を必ず確認する:「AI禁止」の記載があれば厳守すること
- 個人情報をAIに入力しない:フルネーム・学校名・会社名などは念のため仮名に
- コピペそのままは絶対NG:割合ではなく、「自分の経験として面接で説明できるか」を基準に、自分の言葉で書き直すこと
- 面接で話せる内容だけ書く:ESに書いたことは深掘りされる前提で作ること
- 複数企業に同じES文章を使い回さない:企業ごとに志望動機・文章トーンを調整すること
- AIの出力を鵜呑みにしない:事実と違う内容が混入することがある。必ず確認を
- 最終チェックは自分の目で:声に出して読んでみて「自分の言葉か」を確かめよう
⚠️ 企業ごとにAI利用ルールや選考方針が異なる場合があります。応募時は各社募集要項を必ずご確認ください。
就活サイトも併用すべき理由
就活AIはES文章の補助は得意だが、「どの企業に出すか」「選考フローは何か」「過去の通過ESはどんな内容か」という情報は持っていない。
そこで、就活サイトとの併用が不可欠になる。
📌 ONE CAREER
先輩就活生のES体験記・選考レポートが豊富だ。
「この企業のESはどんな内容が通過しているか」を確認してから、AIでたたき台を作ると精度がぐっと上がる。
→ ONE CAREERで通過ESの傾向を確認してみる
📌 マイナビ
募集企業の幅が広く、エントリー先の開拓に使いやすい。
就活初期に登録しておくと、締め切り管理もしやすくなる。
→ マイナビで応募先を広げてみる
📌 OfferBox
プロフィールを登録しておくだけで、企業からスカウトが届く逆求人型サービス。
ES作成の手間を減らしながら選択肢を広げたい人に向いている。
→ OfferBoxでスカウトを受け取ってみる
📌 TechOffer(理系学生向け)
理系・院生は、研究内容と企業のマッチングに特化したTechOfferも登録しておこう。
理系職種のオファーが届きやすく、ES提出前に企業との接点を作れる。
→ TechOfferに登録してみる(理系・院生向け)
AIで文章を磨きながら、就活サイトで情報と選択肢を広げる。
この組み合わせがES通過率を高める近道だ。
まとめ:AIは「使う道具」、ESは「あなたの言葉」で
| やること | 判定 |
|---|---|
| AIで構成・たたき台を作る | ✅ 推奨 |
| AIで添削・ブラッシュアップ | ✅ 推奨 |
| AIの出力を自分の言葉に直す | ✅ 必須 |
| AIの出力をそのままコピペ提出 | ❌ 危険 |
| AI禁止企業にAI ESを提出 | ❌ 厳禁 |
ES作成AIの正しい活用は、「楽をする」ためではなく「考える時間を生み出す」ためにある。
AIに任せた分だけ、自分の経験と向き合う時間を確保しよう。
27卒・28卒の就活は情報戦でもある。就活AI × 就活サイトをうまく組み合わせて、限られた時間の中で最高のESを仕上げてほしい。
ES作成だけでなく、AIを使って自分に合う企業を考えたい方は、関連記事「AIで自分に合う企業を見つけられる?就活で使う前に整理したい判断軸」も参考になります。
参考
この記事は2026年5月時点の情報をもとに作成しています。AI利用に関するルールは企業・年度・選考コースによって異なる場合がありますので、各社の募集要項・ES提出ルールを必ずご確認ください。
キャリアデータ総研 編集部
就活・転職・採用市場を研究する独立系メディア。学生向けに実践的なキャリア情報を発信。


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