AIを使った就活の面接対策|企業別の想定質問・深掘り・模擬面接まで

就活

公開日:2026年8月29日

はじめに|AIは「回答を作る」より「面接練習相手」として使う

就職活動で生成AIを使う学生は、すでに珍しくありません。マイナビが2027年卒の大学生・大学院生1,258名に行った調査では、就職活動でAIを利用したことのある学生は84.9%でした。利用内容は「ESの推敲(71.8%)」が最も多く、「面接対策」も38.4%と増えています。

一方で、AIの使い方が「志望動機を作って」「ガクチカを整えて」という文章生成に偏っていると、面接ではあまり効いてきません。理由は単純で、面接は文章の提出ではなく、その場での受け答えだからです。

面接では、応募書類に書いた内容について、

  • なぜそう思ったのですか
  • 具体的には何をしたのですか
  • そのなかで、あなた自身が担当したのはどこですか
  • ほかの方法は考えましたか

といった質問が続くことがあります。文章として完成度が高くても、口頭で説明できなければ答えられません。

そこで役に立つのが、AIを「回答の作成者」ではなく「質問してくる相手」として使う方法です。

この記事で扱うのは、次のやり方です。

応募企業の情報と、自分が提出した応募書類をAIに渡し、その企業の面接を想定して質問してもらう。自分で答え、深掘りしてもらい、自分の言葉で説明できる状態をつくる。

AIに模範回答を書かせるのではなく、自分の経験と考えを引き出す道具として使います。

この記事では主にChatGPTを想定していますが、GeminiやClaudeなど、Webページや長い文章を確認しながら対話できる生成AIでも同じ流れで使えます。


AIを使った面接対策の全体像

流れは5ステップです。

  1. 応募企業の情報をAIに渡す
  2. 自分の応募書類をAIに渡す
  3. 企業情報と応募書類から想定質問を作る
  4. まず自分で答え、AIに一問ずつ深掘りしてもらう
  5. 回答を整理し、企業別の模擬面接をする

ポイントは、1と2を先に済ませることです。材料を渡さずに質問を作らせると、一般的な面接質問が中心になりやすくなります。

以下、順番に見ていきます。

同じチャットのなかで続けて進めると、前に渡した情報を引き継げるので効率的です。


STEP1|応募企業の情報をAIに渡す

まず、応募している企業の情報をAIに渡します。

最も手軽なのは、企業の採用サイトや募集要項のURLを渡す方法です。AIがそのページを参照できる場合は、掲載されている情報を面接練習の材料にできます。

たとえば、次のようなページです。

  • 新卒採用サイト
  • 募集職種・募集要項
  • 仕事内容
  • 事業紹介
  • 求める人物像
  • 社員紹介
  • 企業理念や採用メッセージ

ただし、AIがすべてのWebページを正しく読み取れるとは限りません。

ページを参照できない場合や、必要な情報が取得できていない場合は、仕事内容や求める人物像など、面接対策に使いたい部分をコピーして貼り付けます。

また、渡す情報は採用サイトや企業公式サイトなど、誰でも確認できる公開情報を基本にしてください。インターンや面談で知った社内資料、まだ公開されていない情報は入力しないようにします。

「新卒面接の質問を考えて」だけでは足りない理由

AIに「新卒の面接でよく聞かれる質問を教えて」と頼むと、自己紹介、学生時代に力を入れたこと、志望動機、長所と短所など、一般的な質問が中心になりやすくなります。

企業情報を渡すと、たとえば次のような観点から質問を考えられるようになります。

  • なぜ同業他社ではなく、この企業なのか
  • なぜこの職種を選んだのか
  • この事業のどこに関心を持ったのか
  • 仕事内容をどこまで理解しているか
  • 求める人物像と自分の経験がどう結びつくのか

面接では、応募書類だけでは分からない経験や考え方、仕事への理解などが、対話を通じて確認されます。企業情報を渡した練習は、そうした受け答えの準備になります。

AIが参照できた情報を確認する

URLを渡した場合は、AIが実際にどこまでページを確認できたかもチェックしておきます。

「URLを渡したから、採用サイトの内容をすべて理解している」とは考えず、参照できなかったページや確認できなかった情報があれば教えてもらいましょう。

必要な情報が足りなければ、その部分だけコピーして追加で渡せば十分です。

プロンプト例①|採用サイトを確認してもらう

これから、私が応募している企業の情報を渡します。
この情報は、この後の面接練習に使います。

まず、以下の採用サイト・募集要項を確認してください。

【企業名】
〇〇株式会社

【応募職種】
〇〇職

【採用サイト】
https://example.com/recruit/

【募集要項】

Example Domain
まだ面接質問は作らないでください。 まずは以下の3点だけ答えてください。 1. 実際に確認できたページと情報 2. 確認できた情報から読み取れる、この企業の事業・仕事内容・求める人物像 3. 面接練習をするうえで、追加で確認した方がよさそうな情報 条件: - URLを参照できない場合は、参照できないと明記してください。 - ページ上で確認できない内容を推測で補わないでください。 - 実際の評価基準や選考基準を知っているかのような書き方はしないでください。 - 情報が不足している場合は、どの部分を私がコピーして渡せばよいか教えてください。

AIがページを参照できなかった場合は、必要な部分をコピーして渡します。

たとえば、

先ほどのURLを十分に参照できなかったようなので、
採用サイトから必要な情報を貼ります。

以下の情報だけを使ってください。
書かれていない内容は推測しないでください。

【事業内容】
(ここに貼る)

【仕事内容】
(ここに貼る)

【求める人物像】
(ここに貼る)

【採用メッセージ】
(ここに貼る)

という形で追加すれば、そのまま次のステップに進めます。


STEP2|自分の応募書類をAIに渡す

企業情報の次に、自分がその企業に提出した内容を渡します。

たとえば次のような情報です。

  • ES
  • 履歴書
  • ガクチカ
  • 自己PR
  • 志望動機
  • 研究内容
  • 希望職種
  • その他、応募フォームで回答した内容

面接では、ESや履歴書などの応募情報が質問の材料になることが多くあります。

面接官が書類を読みながら、「ここはどういう意味だろう」「ここは本人に確認したい」と感じた箇所が質問になる、という形です。

つまり、質問の出発点は自分が書いた文章になりやすい。だからAIにも同じ材料を渡します。

企業情報だけでは「自分向け」にならない

STEP1だけでも、その企業に合わせた質問は作れます。

ただし、それだけでは同じ企業を受ける他の学生にも当てはまる質問が中心です。

応募書類を渡すと、たとえば次のような質問を作れるようになります。

  • 「ESに書いた〇〇という取り組みで、あなたが担当したのはどの部分ですか」
  • 「自己PRで書いた〇〇という強みは、どんな場面で発揮されましたか」
  • 「志望動機に〇〇とありますが、それはいつ、何をきっかけに思ったのですか」

企業情報 × 応募書類が揃うことで、「この企業の面接官が、自分のこの書類を読んだら何を聞きたくなるか」という練習ができます。

書類が手元にない場合は、提出した内容を思い出して書き出したものでも構いません。

個人情報は削除してから入力する

履歴書やESをそのまま貼る必要はありません。氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど、面接練習に不要な個人情報は削除してからAIに入力しましょう。

また、研究やインターンなどで知った非公開情報や、第三者の個人情報も入力しないようにしてください。

プロンプト例②|応募書類を渡す

これから、実際に提出した応募書類の内容を貼ります。
この内容は、この後の面接練習で使います。

まだ添削や回答例の作成、質問の作成はしないでください。
内容を確認したら、「確認しました」とだけ回答してください。

私が書いていない内容を推測したり、補ったりしないでください。

---
【ES】
(ここに貼る)

【ガクチカ】
(ここに貼る)

【自己PR】
(ここに貼る)

【志望動機】
(ここに貼る)

【研究内容】
(ここに貼る)

【その他の応募内容】
(ここに貼る)
---

このあと、企業情報と応募書類の両方を使って想定質問を作っていきます。


STEP3|企業情報と応募書類から想定質問を作る

材料が揃ったら、想定質問を作ります。

質問の範囲は、面接で扱われる領域をひととおりカバーします。

  • 志望動機
  • ガクチカ
  • 自己PR
  • 仕事・職種への理解
  • 企業への理解
  • キャリア観
  • 価値観
  • 応募書類の具体的な記述への深掘り

数を増やすことが目的ではない

「想定質問100問」のようなリストを作ることが目的ではありません。

質問を大量に読むより、実際に自分で答えてみる方が面接練習として重要です。

大事なのは、この企業の面接官なら、自分の応募書類のどこを確認したくなるかという視点で質問を作ることです。

まずは15問程度に絞った方が、実際の回答練習に進みやすいでしょう。

なお、AIが作った質問がそのまま本番で聞かれるとは限りません。面接の進め方は企業や面接官によって違います。

ここで作るのは「本番の質問を当てる」ためではなく、自分の書類のうち、説明を求められそうな箇所を洗い出すための質問だと考えてください。

プロンプト例③|想定質問を作る

先ほど確認した企業情報と、私の応募書類をもとに、
この企業・職種の面接を想定した質問を作ってください。

条件:
- 質問は15問程度
- 一般的な新卒面接の質問だけではなく、この企業・この職種・私の応募書類に即した質問にする
- 私の応募書類の具体的な記述に対する確認・深掘りの質問を、半分以上含める
- 質問ごとに、その質問で何が確認できそうかを1行で添える
- 実際の評価基準を知っているかのような断定はしない
- 模範回答は書かない
- 私が書いていない経験や成果を前提にした質問は作らない
- 企業情報として確認できなかった内容を前提にしない

最後に、私の応募書類のなかで
「説明が足りず、質問されると答えにくそうな箇所」を3つ挙げてください。

出てきた質問を見ながら、すぐに答えられそうなものと、答えに詰まりそうなものを分けておくと、次のSTEPが進めやすくなります。


STEP4|まず自分で答え、AIに一問ずつ深掘りしてもらう

この記事で最も重要なパートです。

先に自分で答える

想定質問ができたら、AIに回答例を出させたくなるかもしれません。

ここでは、先に自分で答えます。

文章として完成していなくても構いません。

たとえば、

アルバイト先で新人教育の仕組みを改善しました。

この一行から始めても問題ありません。

むしろ、この状態から深掘りされることに意味があります。

面接で困るのは、きれいな文章を用意できなかったときではなく、用意した文章の外側を聞かれたときだからです。

一覧ではなく、一問ずつ

深掘りしてもらうときのコツは、質問を一覧で出させず、一問ずつ聞いてもらうことです。

一覧で10個の質問をもらうと、答えやすいものだけ選んでしまうことがあります。

一問ずつ進めれば、自分の回答内容によって次の質問が変わります。

たとえば、次のような質問です。

  • 何が問題だったのですか
  • なぜあなたが取り組んだのですか
  • あなた自身は何をしましたか
  • なぜその方法を選んだのですか
  • ほかの選択肢は考えましたか
  • 周囲はどのように反応しましたか
  • うまくいかなかったことはありますか
  • 結果はどうなりましたか
  • そこから何を学びましたか

こうした質問に答えることで、その経験のなかで自分が何を判断し、何をしたのかを切り分けて説明する練習ができます。

特にチームで取り組んだ経験では、「チームが何をしたか」と「自分が何をしたか」が混ざりやすいため、深掘りして整理しておくことが役立ちます。

AIに事実を作らせない

深掘りの練習で注意したいのは、AIが話を補ってしまうことです。

たとえば、

「つまり、売上が20%向上したということですね」

「リーダーとしてチームをまとめたのですね」

など、こちらが言っていない数字や役割を追加することがあります。

それを前提に練習を続けると、本番で説明できない内容が回答に混ざってしまいます。

そのため、自分が話していない経験・成果・数字を補完させないというルールをプロンプトに入れておきます。

プロンプト例④|一問ずつ深掘りしてもらう

これから、面接の深掘り練習をします。
あなたは、先ほど確認した企業情報と応募書類をもとにした面接官役です。

進め方:
- 質問は必ず一問ずつしてください。複数の質問をまとめて出さないでください。
- 私が答えたら、その回答の内容に応じて次の質問をしてください。
- 回答内容を十分に具体化できるまで掘り下げてください。
- 同じ内容を繰り返し質問しないでください。
- 私の回答が抽象的なとき、主語が「私たち」になっているとき、
  行動の理由が説明されていないときは、そこを重点的に聞いてください。
- 練習中は、評価やアドバイスをしないでください。質問だけしてください。

守ってほしいこと:
- 私が話していない経験・成果・数字・役割を、あなたが補って言い換えないでください。
- 私の回答を要約して確認するときは、私が使った言葉の範囲でしてください。
- 模範回答や言い換え例を提示しないでください。
- 私が「一度整理したい」と言ったときだけ、そこまでの回答を箇条書きで整理してください。

終了条件:
- 私が「終了」と言ったら質問をやめ、以下を教えてください。
  1. 私の回答のうち、説明が具体的だった部分
  2. まだ言葉になっていない、答えに詰まった部分
  3. 本番までに自分で確認しておくとよい事実(数字・時期・関わった人数など)

では、最初の質問からお願いします。
テーマは「学生時代に力を入れたこと」です。

このやり方は、ガクチカだけでなく、志望動機や自己PRにも使えます。最後のテーマを差し替えるだけです。

答えに詰まったら、その場で無理に答えを作る必要はありません。

「ここは思い出せない」とメモして、あとで確認すれば十分です。

詰まった箇所こそが、この練習で見つけたかった部分です。


STEP5|回答を整理し、企業別の模擬面接をする

深掘りが終わると、話した内容がバラバラのまま残っています。

ここで回答を整理します。

回答を整理する

整理するときのAIの役割は、本人が話した事実を、より伝わりやすく並べ直すことです。

内容そのものを作り替える必要はありません。

見てもらう観点は次のとおりです。

  • 質問に答えているか
  • 抽象的すぎないか
  • 自分自身の役割が分かるか
  • 行動が具体的か
  • なぜその行動をしたのかが伝わるか
  • 結果が伝わるか
  • 長すぎないか
  • 初めて聞く人にも理解できるか

順序に迷うときは、

状況 → 課題 → 自分の行動 → 結果

という並びを目安にすると整理しやすくなります。

いわゆるSTARと呼ばれる考え方も、この整理に利用できます。

ただし、型に当てはめること自体が目的ではありません。順番を整えても中身が曖昧なら、面接ではその部分をさらに聞かれます。

プロンプト例⑤|回答を整理・添削してもらう

ここまでの深掘りで私が話した内容をもとに、回答を整理してください。

条件:
- 私が話していない事実・数字・成果は追加しないでください。
- 表現を大きく作り変えず、私が使った言葉をできるだけ残してください。
- 書き言葉ではなく、面接で口頭で話せる長さ・言い回しにしてください。
- 目安は60〜90秒で話せる分量です。

出力してほしいもの:
1. 整理後の回答
2. 整理する前と比べて、何をどう変えたかの説明
3. 以下の観点でのチェック結果(できている/不足している、と理由)
   - 質問に答えているか
   - 自分自身の役割が分かるか
   - 行動が具体的か
   - なぜその行動をしたのかが伝わるか
   - 結果が伝わるか
   - 初めて聞く人にも理解できるか
4. この回答に対して、面接でさらに聞かれそうな質問を3つ

整理された回答は、暗記するためのものではありません。

話す順番の目安として使い、本番では自分の言葉で話します。

企業別の模擬面接をする

整理まで終わったら、通しで練習します。

企業情報・応募書類・これまでの回答が同じチャットに揃っていれば、確認できた情報をもとに、その企業・職種の面接を想定した模擬面接ができます。

実際の面接内容や評価基準を再現できるわけではありませんが、企業や職種、自分の応募内容に合わせて質問してもらうことで、一般的な模擬面接よりも自分に合わせた練習ができます。

指定できる条件の例は次のとおりです。

  • 企業名/職種
  • 面接の段階(一次・二次・最終)
  • 時間の目安
  • 一問ずつ進行する
  • 回答に応じて深掘りする
  • 面接中はフィードバックをしない
  • 終了後にまとめてフィードバックする

プロンプト例⑥|企業別の模擬面接

これから模擬面接をします。以下の設定でお願いします。

- 企業:〇〇株式会社
- 職種:〇〇職
- 面接の段階:一次面接
- 時間の目安:20〜30分程度の分量(質問8〜10問程度)
- 進め方:一問ずつ質問し、私の回答に応じて深掘りしてください
- 面接中はフィードバックや評価をしないでください
- 私が話していない事実・数字を補わないでください
- 実際の選考内容や評価基準を知っている前提ではなく、
  これまで確認できた企業情報と応募書類をもとに面接を想定してください
- 企業情報として確認できなかった内容を前提に質問しないでください

終了後に、以下をまとめて教えてください。
1. 回答が具体的で伝わった質問
2. 回答が抽象的だった質問と、その理由
3. 同じ質問を別の聞き方をされたとき、答えに詰まりそうな箇所
4. 次の練習で重点的に準備すべきテーマ(3つまで)

では、面接官として始めてください。
冒頭のあいさつからお願いします。

音声で答えてみる

ChatGPTなどで音声会話の機能が使える場合は、模擬面接を声で行う方法もあります。

テキストで回答すると、考えながら文章を直す時間があります。一方、声で答えると考える時間を取りにくいため、本番に近い練習になります。

テキストで一度練習した内容を、もう一度声で答えてみると、自分がどこで詰まるかも分かりやすくなります。

条件を変えて繰り返す

同じ企業・応募書類でも、条件を変えて練習できます。

  • 一次面接 → 二次面接 → 最終面接
  • 志望動機中心
  • ガクチカ中心
  • 深掘りを多めにする
  • 会話のテンポを重視する

実際の面接の進め方は企業によって異なりますが、いくつかの設定で練習しておくと、本番で初めて出会う形式を減らせます。


AIで面接対策をするときの注意点

  • 経験していないことをAIに追加させない。 話を盛るのではなく、実際にやったことを説明できるようにするのが目的です。
  • 架空の成果や数字を作らせない。 数字は具体性を上げますが、根拠を説明できない数字はその場で崩れます。
  • AIが作った模範回答をそのまま暗記しない。 暗記した回答は、少し違う角度から聞かれると続かなくなることがあります。
  • 企業情報は公式の情報で確認する。 AIが参照できていないページや、古い情報をもとに答えている可能性があります。
  • 声に出して練習する。 テキストで答えられても、口頭ではうまく説明できないことがあります。
  • 個人情報・機密情報の入力に注意する。 練習に不要な情報は削除してから入力しましょう。

企業側の受け止め方も、参考までに知っておくとよいでしょう。

マイナビが3,590社に行った調査では、学生が就職活動で生成AIを活用することについて「使い方を慎重に検討したうえで活用してほしい(76.6%)」「積極的に活用してほしい(8.2%)」を合わせて84.8%が肯定的な回答でした。

一方、学生のAI利用への対応として検討していることでは、「面接での質問内容を工夫する(エントリーシートの内容とは異なる質問をする・深掘り質問をする等)」が36.2%で最も多く、「エントリーシートの内容を精査する」も15.4%となっています。

文章としてきれいな回答と、面接で自分の言葉で説明できることは別物です。

AIで整えた文章がそのまま強みになるわけではなく、その内容を自分で説明できる状態になって初めて意味を持ちます。


まとめ|AIに答えを作らせるのではなく、自分の答えを深める

この記事で紹介した流れをもう一度整理します。

  1. 応募企業の採用サイトや募集要項をAIに確認してもらう
  2. 自分の応募書類を渡す
  3. 想定質問を作る
  4. まず自分で答え、一問ずつ深掘りしてもらう
  5. 回答を整理し、企業別の模擬面接をする

企業情報 × 応募書類 × AIとの対話によって、自分専用・企業別の面接練習環境をつくる、という考え方です。

AIの価値は、正解を持っていることではありません。

時間を選ばず、何度でも、同じ質問を角度を変えて聞いてもらえることです。人に頼みにくい回数の練習ができることも、大きな利点です。

面接対策のゴールは、うまい回答を手に入れることではなく、自分自身の経験や考えを、自分の言葉で説明できる状態をつくることです。

AIは、その材料を掘り出す相手として使ってみてください。


参考

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